以前から取っていたchienoito.comに記事を移行させました。
未移行の記事
ずっとずっと不思議に思っていたことがある。あやとりを20年も覚えていられるのか?子どものときにあやとりをして、覚えて、次に自分の子どもにあやとりを教えるまでの間は約20年くらいになるのではないのか。それまでに遊んだあやとりを覚えていられるのか。
よく子どものときにやったクロールが大人になってもできる、つまり体が覚えていたという話をよく聞く。けど、あやとりってそんな単純じゃない。クロールみたいに同じ動きの繰り返しじゃない。どこの紐を、上から下から、はずして、ひねって、ってかんじで、ひとつ順を間違えるとあやとりは作れなくなる。
でも実際にあやとりをしてみると、指が覚えている。一人あやとりや4段ばしごは一気に取らないとできない。途中で止まると、次どうするんだっけって考えてしまう。指が覚えるほどあやとりしてたんだよね。
指が覚えるまであやとりをしてたら20年間覚えていられるかもしれないけど、実際にそこまで覚えている人って少ないと思う。そう思うと、こうしてあやとりが伝わってきたのがすごいと感じる。母親ってすごい、おばあちゃんってすごい!伝えてきた人みんなすごい!
いろいろな場所で自己紹介をするとき、「あやとりのチエです」ってかんじで言います。大勢の中にいても初対面の人でも覚えてもらえます。あやとりって誰でも知ってるものだから見ず知らずの私でも声がかけやすいみたいです。
最近、二組の女子高生に出会いました。その方々、なんと二人あやとりができなかったんです!!これは衝撃的な出来事でした。はしごはともかく二人あやとりくらいなら誰でもできるだろうって思ってましたから。何でできないの?って思いました。尋ねてみると、やったことはあるけど忘れた。。。とのこと。うーん、この先あやとりは過去の遺物になっちゃうのでしょうか。
もう開催していますが、「世界あやとり紀行 -精霊の遊戯- 展」が東京のINAXギャラリーで1月20日まで開催されています。
もちろん私も参戦します。早く行きたくてうずうずしてます。夜行バスで初日に見に行こうかとも考えましたが、予定が合わず見送り。12月22日に開催されるあやとりのワークショップには仕事を休んで行きます。ちょうどその日は仕事が夜勤でお休みを取るって上司さんに言ったらいやな顔されましたけど。まぁ何が何でも休むつもりでしたが。とっても楽しみです。HPの展覧会の様子を見るだけでも、行きたくなりました。待ちきれません。
なんだかこの展覧会がきっかけになっているようで、私のところにいろいろと不思議なメールがきます。毎回毎回驚いてます。とってもうれしいのですが、わたしはまだそんなにすごい人じゃありません。ってかんじです。
今、私はたくさんのチャンスをつぶしています。ちゃんとやってたら今頃おはスタに出てたかもしれません。たくさん後悔しています。22日は励ましてもらいに行きます。
5月18日夜。あやとりを教えてきました。大まかな流れは、
皆さんにひもを配りながらあやとりを日本特有のものでなく、外国にもあることを述べてナバホのバタフライを披露。ビデオを持ってこればよかったとおっしゃられた方がいて、ちょっと私は自慢げ。誰にでもできるんだけどね。
あやとりをしたことがない人と質問。2名ほど手を上げられて、絶句。がんばりましょうと一言。それから言葉の説明。どのひもが手前なのか上なのか。
まずは手慣らしに「やさしいちょうちょ」。ゆっくりやっているができない人のほうが多かった。次に「きれいなちょうちょ」を2回。途中であきらめている人が数名。
最後に「ぱっちんほうき」。これはだいぶできてました。時間がない、できてない人がいるのを承知で行ったあやとり教室。ほんとできなかった人ゴメンナサイ。
考察。
いろいろな人の手元を見ました。やはり口だけの説明、前で見本を見せているだけではあやとりは取れない。実際に横に取れる人が必要です。取れた人の周りで取れる人が多くできるうようです。決して前にいる人が取れるわけではないようです。席替えの必要性を感じました。最初にグループにしておくべきでした。1回目は生徒でも、2回目は先生になれる。おもしろいですね。
1番興味を持たれた方はあやとりをしたことがない方でした。その後どうなったでしょうか?
あやとりを大勢の人にいっぺんに教える前に協力してくれるNさんと打ち合わせをしました。まずはみんなにとってもらうあやとり、ハワイの魚を披露。私が取ると時間にして10秒もかかりません。そんな私の手先がNさんには手品のように見えたようです。
さて実際に教えてみました。んんっ?なぜできん?言葉での説明だけでは分かりづらいだろう。でもあやとりが見える距離にいるのだからマネをするくらいならできるはず。なのにできん。結局ハワイの魚を作るのに30分近くかかってしまった。これはヤバイ。
ということで、教えるあやとりを変更。やさしいちょうちょ、きれいなちょうちょ、ぱっちんほうきの3種。3種も無理!けどやりたいそうなので無理やりにやるらしい。全員はできそうもないな。ものすごく心配です。
この3種を教えるている時も、かなり時間がかかりました。あやとりができない人を見ることは不思議なものを見るように思えました。奇妙な指の動きをしていて、見ているこっちが指をつりそうになります。初めてあやとりをしたとき私もああだったのかと思うと信じられません。
そのときに外国のあやとりをいろいろと披露しました。やっぱりNさんには手品に見えるようで、バックミュージックに手品の音を使ったらいい。チャラララララ~♪
ってオイ!あやとりは手品ではありません。ちゃんと手順をふめば誰でもできる遊びです。種も仕掛けもありません。
あやとりを一人でしていて1番つらいことといえば、それは二人あやとりができないこと。たまーに母に手伝ってもらって二人あやとりをすることがあるけれど、母が知っている範囲内でしかしてくれない。新しいあやとりを覚えようとはしてくれない。取り方は知っているのに、まだ取れていないあやとりがいくつかあります。うー。
今日はトラバってみました。MMPかわら版。国立民俗博物館で活動されている市民団体みんぱくミュージアムパートナーズのワークショップのブログだそうです。
ぶんぶく茶釜は、あやとりから指を離す遊びで、最後まであやとりが離れなかった人の負けというゲーム性のあるあやとり。しかも唄つき。唄つきのあやとりって珍しいです。
あっち向いてホイやいせせのような単純なゲームが暇つぶしのときに役立って何十分もしてるっていうことがよくありました。ぶんぶく茶釜もそのひとつになりそうです。常時ひもの準備をしておかなくては。
だが、私はぶんぶく茶釜のメロディーを知らない。あやとりの本にはメロディーまでは載ってないからな。うー。してみたいなり。うらやましいなり。
たいへんだー!とある人に、今、あやとりにはまってると話してしまったことから私があやとりを、みんなに教えるという機会を得てしまった。断りきれなかった!
うー。
規模は20人弱ぐらい、年齢層は50から70歳くらいの男女比1対1の集まり。あやとりは余興とし使われるらしい。だいだい10分で終わるようにとの事。しかも頼まれたのは1週間前。
んー。
いったい何を教えればよいんだー。難しすぎてもだめ、簡単すぎてもだめ、且つ、タイトル通りに見えるものでないと納得してくれないだろう。しかも1対1でなく、1対20。皆さんがあやとりをどれくらいできるのかも検討がつかない。というか、どのひもを取っているのか見えないだろう!全部口で説明せんといかん!
ていうか、ホントに大丈夫なの?あやとりでって感じなのですが。もう引き受けたことを後悔してます。眠れぬ夜が続いてます。話した人には綾取が日本だけでなく外国にもあるということを言ってしまったので、外国の綾取に絞った。候補としては、
アパッチ・ドア
見た目が美しいので気に入ってもらえるはず。簡単だと思った。よくよく考えてみると、親指ひもをはずす操作、口で説明するのは難しい。
蚊
簡単。簡単。このあやとりが気に入って私はいつもパチンパチンしてました。だから気に入ってくれるはず。でもなぁ、蚊だよ。目上の人に蚊を教えるのもなぁ。
バタフライ
できあがったときのぐるぐる。あれはすごいインパクトに残る。でも10分じゃなぁ1回ぎりぎり教えるのがやっとのような。それにひねる操作ができるかどうか。
4段ばしご
ここは無難に。。。。時間が余ったら5段、6段にでも。知っている人が多いのかな。
魚(ハワイ)
誰が見たって魚だよね。よく書く魚の絵と似てるし思ってるのは私だけかな。ああいう魚の絵って昔は書かんかったのかな。でも10分じゃ時間が余りそう。
考えた挙句、魚にしようかと。何か他にもないかなぁ。只今、台本製作中。
どうなる!私。
あやとりアンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございます。アンケート人数が50人を突破しましたので、ここで中間報告をします。このあやとりアンケートは2003年5月から2006年3月2日までのアンケートに基づいて作成しました。
私(愛知県出身)は鉄橋→カメ→ゴムのあやとりのとき、カメを両中指を使用して取っていました。しかし関西の友人達に聞くとカメは片方の中指でとるそうです。私は、この経験から関西地方では片手、関東地方では両手という仮説を立てました。
両手しか知らなかった私にとって片手のカメは珍しいものでした。片手のカメは認知度が低いのでは?と考えました。
今回はこの仮説についての結果を議論します。得られた結果により都道府県別にわけ、両手を使う人が多い県を赤、片手を使う人が多い県を青、同じ人数の県を黄色にしてみました。
具体的な数字はこちら。
人数が少ないので、色分けするのもどうかと思いますが、やはり気になるのは大阪府でしょう。回答数も多いですが、片方の中指に集中しています。大阪のみなのでしょうか。関西地方は片手というのは断言はできないようです。
両手か片手かと言う議論についても6対4の割合で、片手のカメも広く知られているようです。
次は100人を目指したいと思います。
アンケートは終了しています
私は本屋さんと図書館が大好きです。時間とお金の大半を本につぎ込んでいるといっても過言ではありません。おそらく、大きな本屋さんなのにお店の人たちは私のことを
「また来たな。」
とたぶん覚えていることでしょう。
本屋さんへ行くと必ず「あやとり」のコーナーで止まります。あやとりの本なんて、せいぜい5,6冊置いてあるだけです。それでも毎回、買おうかなどうしようかなと立ち止まってしまいます。
今日は、まじめに買おうかなと悩んでいたところ、横から少年の視線が…
えっ何?、何か本をとってほしいのかなぁ。
そんなことを思いながら、買うかどうかを迷ってました。少年の視線に耐え切れず、そそくさとその場を立ち去ると、少年が親に向かって、
「あやとりの本がいい」
と言っているではありませんか。
結局その親子は本を買うことはなかったのですが、ちょっと何か、あやとりの普及に貢献した気分でうれしかったです。
いろいろとある趣味の中で人がやっているところを見て自分もやってみたいな、やろうかなと思わせるものの中で「あやとり」は、老若男女、性別年齢問わずに思わせることができる遊びなのかもしれません。
それにしても、あやとりの本が1番上の棚にあるなんておかしいなぁ。