あやとりの語源

関西地方では「あやとり」の事を「いととり」と呼ぶそうです。ここでは何故「あやとり」でなく「いととり」なのかを考えてみたいと思います。

あやとりは古語?

これは私の個人的な考えなのですが、あやとりという名称は古語ではないのかという説です。方言は京都に都があった頃の名残として時代を経て伝わっていると聞いた事があります。だから京都から遠い方に行くほど時代をさかのぼることができるそうです。全ての方言がそうだとは限りませんが、もしあやとりが古語だと仮定してみます。

「あや」のつく言葉

次に“あや”のつく言葉についてまずは考えてみたいと思います。「言葉のあや」という言葉があります。どういう場合に用いられるかと数人の方(20代)に質問してみました。返ってきた答えは悪気はないのだけれども相手が少し誤解を招いている時に「これは言葉のあやだよ」というそうです。良い意味では使っていないようでした。

しかし、「言葉のあや」の意味は表現上の技巧、文章、言葉の言いまわし(現代国語例解辞典/小学館)です。これから想像すれば良い意味、悪い意味、両方に使えるはずなのですが、言葉のあやは誤解を解くためにしか用いられていないようです。

では、なぜ悪い意味でしか用いられなくなったのかです。それは“あや”という言葉の誤解からではないでしょうか?あやのつく言葉を探すと、怪しい、賤し(古語)危うい、誤り、過ち、殺める、あやかる、あやす、操る、彩なす、菖蒲、などです。言葉のあやの“あや”が過ちや誤るとして用いられてしまっているのではないのかと考えました。このような考え方が都で広がり、あやとりという言葉が使われなくなり、いととりになったのではという仮説です。

いかがでしょうか、まだあやとりという言葉がいつから使われたのかなどの時代考証はしていませんので私自身も確証はしていません。

ご意見、ご批判、参考文献などお待ちしております。

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