ずっとずっと不思議に思っていたことがある。あやとりを20年も覚えていられるのか?子どものときにあやとりをして、覚えて、次に自分の子どもにあやとりを教えるまでの間は約20年くらいになるのではないのか。それまでに遊んだあやとりを覚えていられるのか。
よく子どものときにやったクロールが大人になってもできる、つまり体が覚えていたという話をよく聞く。けど、あやとりってそんな単純じゃない。クロールみたいに同じ動きの繰り返しじゃない。どこの紐を、上から下から、はずして、ひねって、ってかんじで、ひとつ順を間違えるとあやとりは作れなくなる。
でも実際にあやとりをしてみると、指が覚えている。一人あやとりや4段ばしごは一気に取らないとできない。途中で止まると、次どうするんだっけって考えてしまう。指が覚えるほどあやとりしてたんだよね。
指が覚えるまであやとりをしてたら20年間覚えていられるかもしれないけど、実際にそこまで覚えている人って少ないと思う。そう思うと、こうしてあやとりが伝わってきたのがすごいと感じる。母親ってすごい、おばあちゃんってすごい!伝えてきた人みんなすごい!