小学生のときのあやとりの思い出はありますか?

あやとりの思い出は皆さんの中にありますでしょうか?

保育園で先生に教わったり、母親、姉、祖母からあやとりを教わった記憶のある人がいるのではないでしょうか?振り返ると1番古いあやとりの思い出は何歳くらいのときでしょうか?

私の1番古いあやとりの思い出は小学生です。

私のあやとりとの思い出

冬場になると編み物が流行り始めて、棒編みやかぎ針編みを持っていない子や男の子たちは毛糸をもらってあやとりをする。私もその中のひとりでした。

もうその頃には私はだれよりもあやとりはうまくなっていました。おそらく、私は一人っ子なので、思い出に残る前からずっとあやとりで遊んでいたのかもしれません。

いまだに不思議ですが、ふたりあやとりを、なぜ永遠と続けられるのでしょうか?私ももれなく、飽きもせずにふたりあやとりをしていました。

まだあやとりをうまくとることができない友達にもあやとりを教えていたような気がします。

はじめてのあやとりパフォーマンス

私の通っていた小学校には月に1回全校集会がありました。あまり記憶に定かではありませんが、高学年のクラスが持ち回りで出し物をするという時間がありました。

私のクラスではクラスの中の一芸に秀でた児童を紹介するというコーナーでした。

だから私はあやとりがうまいと立候補をしました。10秒以内に4段はしごをつくることができるって

4段ばしごを10秒以内に作るって難しそうと思うかもしれませんが、慣れると当然のようにできます。指が覚えるまですると違和感なくできます。

あやとりの速さを競うこともなかったのですが、私は、4段ばしごを10秒以内につくることができていました。

見事選ばれた私は、4段ばしごを来る日も来る日も練習をしました。

そして当日。極度の緊張の中1回目は失敗してしまいました。2回目でなんとかうまくいってめでたしです。

あやとりで自信をつけよう

人前であやとりを披露するというはじめて体験でした。自慢できるものがなかった私に一つ自慢ができた瞬間だったのかもしれません

ぜひお子さんがあやとりをできるようになったら、いろんな人の前であやとりを披露するチャンスを与えてください。私のように少しだけ自身がつくかもしれません。

国際あやとり協会会員の更新2018

国際あやとり協会の会員は無料で登録ができます。登録をすると会員専用のサイトに入ることができるパスワードを教えてもらうことができます。

国際あやとり協会の会員は年更新に伴い、パスワードも毎年変わるので、毎年会員になるためにメールを送らないといけません。

ご丁寧に国際あやとり協会の管理人さんがそろそろ更新だよ、今年も会員になりたかったらこのメールに返信してというメールを英語で送ってくれます。

お金の振り込みもなくてメールでチャッチャと送るだけなのでハードルがないっちゃないが、それはそれでありがたみがないというか、いつでもいいやの雰囲気に流されてしまいます。

今年は、そのメールが来てから4日で私は返信ができて、とてもうれしいです。国際あやとり協会の皆さん。更新手続きをお願いします。

国際あやとり協会へ入るとどんなことできるのかを紹介します

私が入っている国際あやとり協会に入ると、どんなことができるのかをご案内します。

まとめるとあやとりの論文が読める、世界中のあやとりの取り方分かるの2点です。詳しくは

会員になったら知ることができるもの

  • 1978年から1993年に日本あやとり協会の頃に発行した「Bulletin of String Figures Association 日本あやとり協会会報」を読むことができます。この本はあやとりの取り方というより考察文で難しいです。ただし英語
  • 1994年から現在までの国際あやとり協会で発行した「Bulletin of the International String Figure Association (1994-present) 国際あやとり協会会報」を読むことができるようになる予定です。この本はあやとりの取り方というより考察文で難しいです。ただし英語。
  • 1996年から2005年に紙で発行、2006、2007年はPDFで発行した「String Figure Magazine」を読むことができます。この本にはあやとりの取り方が掲載されています。ただし英語。
  • 2008年から2013年までに毎月1つあやとりの取り方を文字写真、動画で公開していた「String Figure of the Month」を読むことができます。ただし英語
  • 「Jenness’s Eskimo String Figures」では180種類の極北圏のあやとりの取り方を見ることできます。ただし英語。
  • どこの人が会員になったのかが分かり、会員同志が連絡を取り合うことが可能になります。

国際あやとり協会の会員になると日本で発売されているあやとりの本で未収録なあやとりの取り方をみることができるようになるので、もっと知りたいと思ったらぜひ登録を。入会金、会費などは無料です。

国際あやとり協会への会員登録はこちら

英語版の国際あやとり協会で登録 → ISFA Membership Application

日本語版の国際あやとり協会では登録を代行してくれるようです。→ I S F A への入会案内

あやとりを20年も覚えていられるのか?

ずっとずっと不思議に思っていたことがある。あやとりを20年も覚えていられるのか?子どものときにあやとりをして、覚えて、次に自分の子どもにあやとりを教えるまでの間は約20年くらいになるのではないのか。それまでに遊んだあやとりを覚えていられるのか。

よく子どものときにやったクロールが大人になってもできる、つまり体が覚えていたという話をよく聞く。けど、あやとりってそんな単純じゃない。クロールみたいに同じ動きの繰り返しじゃない。どこの紐を、上から下から、はずして、ひねって、ってかんじで、ひとつ順を間違えるとあやとりは作れなくなる。

でも実際にあやとりをしてみると、指が覚えている。一人あやとりや4段ばしごは一気に取らないとできない。途中で止まると、次どうするんだっけって考えてしまう。指が覚えるほどあやとりしてたんだよね。

指が覚えるまであやとりをしてたら20年間覚えていられるかもしれないけど、実際にそこまで覚えている人って少ないと思う。そう思うと、こうしてあやとりが伝わってきたのがすごいと感じる。母親ってすごい、おばあちゃんってすごい!伝えてきた人みんなすごい!

イマドキの高校生はあやとりができない?

いろいろな場所で自己紹介をするとき、「あやとりのチエです」ってかんじで言います。大勢の中にいても初対面の人でも覚えてもらえます。あやとりって誰でも知ってるものだから見ず知らずの私でも声がかけやすいみたいです。

最近、二組の女子高生に出会いました。その方々、なんと二人あやとりができなかったんです!!これは衝撃的な出来事でした。はしごはともかく二人あやとりくらいなら誰でもできるだろうって思ってましたから。何でできないの?って思いました。尋ねてみると、やったことはあるけど忘れた。。。とのこと。うーん、この先あやとりは過去の遺物になっちゃうのでしょうか。

世界あやとり紀行 -精霊の遊戯- 展

もう開催していますが、「世界あやとり紀行 -精霊の遊戯- 展」が東京のINAXギャラリーで1月20日まで開催されています。

もちろん私も参戦します。早く行きたくてうずうずしてます。夜行バスで初日に見に行こうかとも考えましたが、予定が合わず見送り。12月22日に開催されるあやとりのワークショップには仕事を休んで行きます。ちょうどその日は仕事が夜勤でお休みを取るって上司さんに言ったらいやな顔されましたけど。まぁ何が何でも休むつもりでしたが。とっても楽しみです。HPの展覧会の様子を見るだけでも、行きたくなりました。待ちきれません。

なんだかこの展覧会がきっかけになっているようで、私のところにいろいろと不思議なメールがきます。毎回毎回驚いてます。とってもうれしいのですが、わたしはまだそんなにすごい人じゃありません。ってかんじです。

今、私はたくさんのチャンスをつぶしています。ちゃんとやってたら今頃おはスタに出てたかもしれません。たくさん後悔しています。22日は励ましてもらいに行きます。

あやとりを教えてきました

5月18日夜。あやとりを教えてきました。大まかな流れは、
皆さんにひもを配りながらあやとりを日本特有のものでなく、外国にもあることを述べてナバホのバタフライを披露。ビデオを持ってこればよかったとおっしゃられた方がいて、ちょっと私は自慢げ。誰にでもできるんだけどね。
あやとりをしたことがない人と質問。2名ほど手を上げられて、絶句。がんばりましょうと一言。それから言葉の説明。どのひもが手前なのか上なのか。
まずは手慣らしに「やさしいちょうちょ」。ゆっくりやっているができない人のほうが多かった。次に「きれいなちょうちょ」を2回。途中であきらめている人が数名。
最後に「ぱっちんほうき」。これはだいぶできてました。時間がない、できてない人がいるのを承知で行ったあやとり教室。ほんとできなかった人ゴメンナサイ。
考察。
いろいろな人の手元を見ました。やはり口だけの説明、前で見本を見せているだけではあやとりは取れない。実際に横に取れる人が必要です。取れた人の周りで取れる人が多くできるうようです。決して前にいる人が取れるわけではないようです。席替えの必要性を感じました。最初にグループにしておくべきでした。1回目は生徒でも、2回目は先生になれる。おもしろいですね。
1番興味を持たれた方はあやとりをしたことがない方でした。その後どうなったでしょうか?

あやとりを教えるための打ち合わせ

あやとりを大勢の人にいっぺんに教える前に協力してくれるNさんと打ち合わせをしました。まずはみんなにとってもらうあやとり、ハワイの魚を披露。私が取ると時間にして10秒もかかりません。そんな私の手先がNさんには手品のように見えたようです。
さて実際に教えてみました。んんっ?なぜできん?言葉での説明だけでは分かりづらいだろう。でもあやとりが見える距離にいるのだからマネをするくらいならできるはず。なのにできん。結局ハワイの魚を作るのに30分近くかかってしまった。これはヤバイ。
ということで、教えるあやとりを変更。やさしいちょうちょ、きれいなちょうちょ、ぱっちんほうきの3種。3種も無理!けどやりたいそうなので無理やりにやるらしい。全員はできそうもないな。ものすごく心配です。
この3種を教えるている時も、かなり時間がかかりました。あやとりができない人を見ることは不思議なものを見るように思えました。奇妙な指の動きをしていて、見ているこっちが指をつりそうになります。初めてあやとりをしたとき私もああだったのかと思うと信じられません。
そのときに外国のあやとりをいろいろと披露しました。やっぱりNさんには手品に見えるようで、バックミュージックに手品の音を使ったらいい。チャラララララ~♪
ってオイ!あやとりは手品ではありません。ちゃんと手順をふめば誰でもできる遊びです。種も仕掛けもありません。

ぶんぶく茶釜

あやとりを一人でしていて1番つらいことといえば、それは二人あやとりができないこと。たまーに母に手伝ってもらって二人あやとりをすることがあるけれど、母が知っている範囲内でしかしてくれない。新しいあやとりを覚えようとはしてくれない。取り方は知っているのに、まだ取れていないあやとりがいくつかあります。うー。

今日はトラバってみました。MMPかわら版。国立民俗博物館で活動されている市民団体みんぱくミュージアムパートナーズのワークショップのブログだそうです。
ぶんぶく茶釜は、あやとりから指を離す遊びで、最後まであやとりが離れなかった人の負けというゲーム性のあるあやとり。しかも唄つき。唄つきのあやとりって珍しいです。

あっち向いてホイやいせせのような単純なゲームが暇つぶしのときに役立って何十分もしてるっていうことがよくありました。ぶんぶく茶釜もそのひとつになりそうです。常時ひもの準備をしておかなくては

だが、私はぶんぶく茶釜のメロディーを知らない。あやとりの本にはメロディーまでは載ってないからな。うー。してみたいなり。うらやましいなり。